近所の更地には何ができるのか?

晴天の霹靂

私の家から30mほどの所にあった、古くて立派な民家が、前触れもなくいきなり取り壊され、跡地が広大な更地になりました。

この辺りは、旧高野街道沿いの由緒正しい寺社町で、併せて田園地帯でもあったのですが、その後どんどん宅地開発が進み、今では、昔ながらのお屋敷と、切り売りされた田畑に建った分譲住宅とが隣接するような、都市部郊外によくある景色となりました。

そのため、住民も、地元の主に高齢者と、新規流入のファミリー層とが混在する人口構成となっています。

かかる民家でも、おそらく、最近よく聞く「空き家問題」だったのでしょうか、年老いた親の家を継ぐ家族が居らず、相続の問題もあって、まだまだ使えそうなお屋敷にもかかわらず、処分して現金化したのだろう、と勝手に想像しています(最近、近隣では同じような更地が増えています)。

もともと地主クラスの民家だったでの、更地も広大で150坪くらいあります。
都心だったら、敷地目一杯に、ちょっとしたビルが建ちそうです。

さて、何が建つ?

とにかく、私たち近隣住民の最大の関心は、この後、この更地に何かできるのか?ということです。
少なくとも、マンションは困りもので、今の良好な近隣環境を壊されたくはありません。

などと、勝手な想像で心配を巡らすよりも、まずは、法的観点等からのアプローチで、「何を建てることができるのか」を、自分なりにチェックすることにしました(私はペーパーながら宅建士でした)。

現状、その場所には何の掲示物もありませんが、先日、小ぶりながら櫓を組んでボーリング調査(おそらく温泉ではなく地質調査)をしていたので、単なる駐車場などではなく、今は、何らかの建造物の準備中と思われます。

すでに建築確認が申請済みなら、役所に行って「建築計画」などを教えてもらうこともできるでしょうし、現状の登記をネットサービスや法務局で調べれば、その新所有者からも、何を建てそうか、推し量ることができます。

しかし、今回はそこまではせず、机上のみでチェックしてみました。

チェックポイント

まずは、用途地域のチェックです。

都市計画による、農地等以外の「市街化区域」には、「用途地域」が定められていて、その利用目的に応じて、建築可能な建物が制限されています。

この用途地域マップは、誰でも無償で、ネットで簡単に見ることができるので、確認してみたところ、うちと同じ(まあ、30m先なので)「第1種中高層住宅専用地域」でした。

となると、現状、建てられるのは、住宅、共同住宅(マンション含む)、兼用住宅、老人ホーム、一部の店舗等のみで、当然、ホテルや工場などは建てられません。
しかし、「低層住居専用地域」ではないので、中高層マンションの可能性は残ります。

次に、建築基準法による「建ぺい率(建築面積)」「容積率(延べ床面積)」「斜線規制日影規制(高さ制限)」です。

これらは前の道路幅や、角地かなどの個別条件でも数値が変わるので、正確な数字は登記簿等で確認すべきところ、今回は、立地だけは似ている我が家と同じ数字(高さに大きく影響する容積率:200%)を適用してみると、土地の有効利用と商売上の観点から、3階建以上のマンションは建たないだろうことが想像できます。

さらに、私の住む自治体の「条例」には、10mを超えるような中高層の建築物等を建てようとする場合は、建築主に、一定範囲の近隣住民に計画を事前公開し、施工方法などを説明し理解を得ることを、努力義務付けている場合もありますので、それも併せて判断の根拠とできます(今回、近所でそういう話もありません)。

おそらくは

最近、敷地の雑草が刈り取られていたので、近日中には何らかの掲示とともに、工事が始まることになりそうです。

先日見かけたボーリング調査はちょっと気がかりでしたが、一戸建でも基礎工法などのために地質調査はするらしいので、私の結論としては、いくつかの区画に分けた後に、戸建木造住宅の建売分譲若しくは建築条件付きの土地分譲、または、単身・ファミリー向けの2階建てアパートを、予想しています。

折角なので、今後の推移を、まめにウオッチングしていきたいと思います。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする